EPAでの病気予防と改善
高脂血症
血液中のコレステロールと中性脂肪のいずれかまたはどちらも増加する状態を高脂血症といいます。この高脂血症には原発性高脂血症と呼ばれる遺伝的な高脂血症と、二次性高脂血症と呼ばれる肥満やアルコールの過剰摂取、糖尿病といった自らに要因がある高脂血症の2つに大きく区分されます。
高脂血症自体は自覚症状がないので、痛みも痒みも感じません。しかし自覚症状が出てしまった時はとても危険な状態です。すでに心臓や脳などの動脈硬化が進んで、突然の脳梗塞を起こしたり、心臓が急に苦しくなる狭心症や心筋梗塞を起こしたりと生命に関わる病気を引き起こします。
この高脂血症は、日本では増加傾向にあり、近年の食生活が欧米化してきていることが第1の要因としてあげられます。牛肉や豚肉、鶏肉、卵、バターなどの動物性脂肪には飽和脂肪酸やコレステロールが多く含まれ、血液中の総コレステロール値を高くする働きがあります。
血液中の脂質にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸があり、これらを「総コレステロール」と呼びます。逆に魚や植物性の油に含まれる多可不飽和脂肪酸は、血液中の総コレステロールを抑える働きがあります。その多可不飽和酸であるエイコサペンタエン酸(EPA)は高脂血症の予防に有効とされており、血液中の血小板を固まりにくくし、血栓を溶解します。
さらには悪玉コレステロールを血液中から減少させ、中性脂肪の増加を防ぎ、血管を拡張させるので、血液がサラサラになり、流れがよくなります。このEPAを多く含んだ魚中心の食生活に変えることで、高脂血症を予防していきましょう。