EPAでの病気予防と改善
動脈硬化
これといった病気もなく健康的な生活をしている人でも歳をとると、動脈の壁は弾力性をなくして、だんだん硬くなっていきます。さらにコレステロールやカルシウムが血管にたまり、血管の内膜が狭くなるので、血液が正常に流れにくくなります。
これを動脈硬化と呼びます。40歳以上になると大半の人が動脈硬化になりますが、この動脈硬化が進行してしまうと脳卒中や狭心症、心筋梗塞といった非常に危険な病気を引き起こす原因となってしまいます。
血管の老化によって起こる動脈硬化ですが、現在では10代や20代の若年層にまで及んでいるといわれています。動脈硬化を進行させる原因としてはストレスや運動不足、喫煙などもありますが、血液中の総コレステロール値が高くなり、中性脂肪や悪玉コレステロールが増加して、善玉コレステロールが少なくなっていることが一番にあげられます。
これは近年の食生活が欧米化している傾向にあり、牛肉や豚肉、鶏肉といった動物性脂肪の過剰摂取に起因します。動脈硬化の予防・改善としては運動なども有効的ですが、食生活の改善だけでも十分な効果を得られます。血小板の凝集を抑えてドロドロの血液をサラサラの血液にする、血栓を溶解する、血管を拡張するなどといった作用のあるエイコサペンタエン酸(EPA)を多く含むサバやイワシなどの青魚を中心とした食生活を心掛けてみましょう。
また、EPAは血液中の中性脂肪を減少させて、血管の中をスムーズに血液が流れるように働きます。グリーンランドに住むイヌイットの疫学調査や日本の漁村に動脈硬化が少ないことで、EPAにこういった作用があることがわかりました。