EPAでの病気予防と改善
虚血性心疾患
虚血とは心臓の筋肉へ血液供給が減少することや途絶えてしまうことを指します。狭心症と心筋梗塞の2つをまとめて虚血性心疾患と呼んでいます。狭心症と心筋梗塞の違いとしては、狭心症は心臓の筋肉が回復するのに対して、心筋梗塞は心臓の筋肉が回復せず元に戻りません。
いずれも悪化すると、心臓のポンプ機能が低下してしまう心不全や、虚血性の不整脈を合併して生命に大きな危険を及ぼします。原因としては、心臓が酸素不足になっていることです。
この酸素不足は、冠動脈と呼ばれる心臓に酸素や栄養素を供給している血管の動脈硬化が進んで、血管が徐々に狭くなっていって、十分な血液が得られずに、需要供給のバランスが崩れてしまうことによって起こります。また冠動脈が一時的にけいれんしても酸素不足は起こり、心臓発作を起こします。
このような冠動脈の動脈硬化は、複雑に影響しあった様々な因子によって進行していきます。こういったリスクファクター(危険因子)の中でも高コレステロール血症、高血圧症、喫煙は3大リスクファクターと呼ばれ、自ら改善が可能であり、重要視されています。喫煙以外は近年の食生活が欧米化していることによる動物性脂肪の過剰摂取から起こるものなので、食生活改善が求められます。
肉食中心の食生活からエイコサペンタエン酸(EPA)を多く含む魚中心の食生活への改善が望ましいでしょう。EPAには血栓を溶解して、血管を拡張するという働きがあります。この働きはDHAより強いといわれています。スムーズな血流は動脈硬化を防ぎ、虚血性心疾患を予防します。