EPAの豆知識

過度な摂取

エイコサペンタエン酸(EPA)は、血小板を凝縮させる物質の生成を抑えてドロドロの血液をサラサラの血液にする働きや、血液の中にある悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させて、善玉コレステロールを増加させる働きがあり、動脈硬化、脳血管障害、高脂血症、高血圧症、腎不全といった病気の予防・改善に役立ちます。


また花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支ぜん息などのアレルギー症状や、慢性気管支炎、潰瘍性大腸炎などの炎症性疾患の症状改善にも有効であることもわかっています。このように病気の予防・改善に役立つEPAですが、過度な摂取には注意しなければなりません。


EPAは「ウナギ」「ハマチ」「マグロ」「サバ」「イワシ」などの魚類に多く含まれています。こういった魚類の脂肪に含まれているものであり、当然ながら食べ過ぎはカロリーの摂りすぎとなってしまいます。


また血液が固まりにくくなるという特徴があるため、出血したときなどの止血が困難になることがあります。しかしそれだけではない過度の摂取を避けなければいけない理由も存在します。EPAのような多価不飽和脂肪酸の過剰摂取は、体内に酸化物ができ過ぎてしまい、老化を促進して、寿命が短くなってしまうおそれがあるのです。


欧米諸国の場合は、魚類の摂取量が1日平均30g以下という国が多いのに対して、日本はご存知の通り、そのはるかに魚類を食べている国です。こう聞くと、魚類を多く食べることやEPAの摂取自体が悪いように聞こえてしまいますが、前述の通り、病気の予防・改善に役立ち、またダイエット等の効果もある素晴らしい栄養成分なので、人間の体にとって必須脂肪酸といえます。ただしなにほども、取りすぎは禁物ということです。