EPAとは
成分
エイコサペンタエン酸(EPA)は多価不飽和酸の一つで、イコサペンタエン酸(IPA)とも呼ばれます。多価不飽和酸とは不飽和結合を2つ以上持つ不飽和脂肪酸のことで、高度不飽和脂肪酸、多不飽和脂肪酸、ポリエン脂肪酸とも呼ばれます。
その代表的なものとしてEPAの他に脂肪酸のリノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、脂肪酸のリノレン酸、ドコサヘキサエン酸(DHA)などがあります。
この多価不飽和酸はヒトなどの哺乳類では、プロスタグランジン、トロンボキサン、ロイコトリエンなどの生理活性物質の合成前駆体となります。ヒトでは体内で合成できないリノレン酸から体内でEPAを合成するため、広義では必須脂肪酸となります。ただし存在量は他の脂肪酸に比べて少なく、必要摂取量も他の脂肪酸に比べて少なくなっています。
この必須脂肪酸であるEPAは、水中の植物プランクトンによって合成され、食物連鎖に乗って他の水生生物に取り込まれていきます。中でもハマチ、マグロ(脂身)、サバ、イワシなどの青魚に多く含まれます。また淡水魚を含めた他の魚も、青魚ほどではないにしても、このEPAを含んでいます。
その他の海洋生物でもイカ、タコ、貝類、エビ、カニ、海藻などにも含まれますが、やはり青魚に比べると含有量は少なめです。注意点として多価不飽和酸は酸化しやすいので新鮮な魚を選ぶのが効果的な摂取方法です。また体内に入った後に酸化しないよう、緑黄色野菜と同時に摂取するとより効果的です。必須脂肪酸ではありますが、体内では作り出すことができないので、このように食物からEPAを摂取していきましょう。